「隠す」のではなく「際立たせる」。玄関正面の洗面化粧台を美しく整える間仕切りレース

新居での暮らしが始まってから、ふと気付き始める間取りのモヤモヤ。 今回ご紹介するのは、「玄関の扉を開けると、正面に洗面化粧台が見える視線が気になる」というご相談です。

当初は仮につっぱり棒とのれんで仕切られていましたが、天井側に隙間が空いてしまったり、生地の質感がインテリアに馴染まなかったりと、小さなストレスを抱えられていました。

ロールスクリーンやアコーディオンカーテンなども検討されましたが、毎日の都度の開閉の手間や、小さなお子様が通る際の安全面、そして空間のナチュラルな雰囲気を踏まえ、私たちは「1枚のレースカーテンで仕切る」という方法をおすすめしました。

実際の大きな生地サンプルを現地にお持ちし、洗面台のトーンに美しく馴染むものを選定しています。

Before / After

隙間を見せない納まりの工夫

既製品のつっぱり棒や簡易的なカーテンと、専門店によるお仕立ての最も大きな違いは、その「納まりの美しさ」にあります。

今回の開口部には、以下の2つの工夫を施しました。

1. 天井直付けによる「隙間ゼロ」の実現 通常のカーテンレールは吊り金具(ブラケット)を使って固定するため、どうしても天井との間に数ミリの隙間が空き、そこから光や視線が漏れてしまいます。今回はその数ミリを無くすため、カーテンレール(TOSOネクスティ)を天井へ直接ネジ止めし、上部の隙間を完全に排除しました。

2. メンテナンス性と美観を両立する「耳」の設計 レールの両端は、将来のメンテナンス(ランナーの入れ替えなど)のためにあえて数センチあけて設置しています。しかし、そのままでは壁際に隙間ができてしまいます。 そこで、オーダーでお仕立てするレースの「耳(端)」がふわっと自然に広がるゆとりを計算し、壁との隙間をきれいに塞ぐ設計にいたしました。

空間を彩る、光の透過

採用したのは、東リ(fuful / 品番:TKF11633)の白いレース生地です。 ただ雑多な場所を隠して空間を暗く分断してしまうのではなく、洗面台の上部にある高窓からの自然光を遮ることなく、優しくお部屋へと透過させます。

上質なレースの透け感を取り入れたことで、お気に入りの洗面化粧台の綺麗な佇まいを損なうことなく、インテリアの一部として美しく際立たせる仕切り壁となりました。

仕様まとめ

カーテンレール: TOSO ネクスティ

レース生地: 東リ fuful(品番:TKF11633)